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11のアンチ・ドーピング規則違反

世界アンチ・ドーピング規程では、アンチ・ドーピング規則違反として、以下の11個の項目が定義されています。また、この違反はアスリートだけが対象になるのではなく、違反の種類によっては、サポートスタッフ(指導者、コーチ、チームドクターなど)もその対象となります。

  1. 採取した尿や血液に禁止物質が存在すること
  2. 禁止物質・禁止方法の使用または使用を企てること
  3. ドーピング検査を拒否または避けること
  4. 居場所情報関連の義務を果たさないこと
    ※あらかじめ指定されたアスリートは、自身の居場所情報を専用のシステムを通して提出、更新する必要があります
  5. ドーピング・コントロールを妨害または妨害しようとすること
    ※ドーピング・コントロールとは、ドーピング検査の一連の流れのことを指します
  6. 正当な理由なく禁止物質・禁止方法を持っていること
  7. 禁止物質・禁止方法を不正に取引し、入手しようとすること
  8. アスリートに対して禁止物質・禁止方法を使用または使用を企てること
  9. アンチ・ドーピング規則違反を手伝い、促し、共謀し、関与する、または関与を企てること
  10. アンチ・ドーピング規則違反に関与していた人とスポーツの場で関係を持つこと
  11. ドーピングに関する通報者を阻止したり、通報に対して報復すること
    ※「報復」とは通報する本人、その家族、友人の身体、精神、経済的利益を脅かす行為

世界アンチ・ドーピング規程

違反をすると、どうなるの?

アンチ・ドーピング規則違反をすると、アスリートやサポートスタッフは制裁を受けることになります。 制裁の例としては以下のものがあります。意図的な違反や、違反を繰り返す場合、より厳しい制裁が科される場合もあります。

  • アスリートの競技会の成績が自動的に取り消されます
  • 競技会の参加者、トレーニング、コーチとして指導に関わるなどのスポーツの活動が一定期間中できなくなります
  • チームで複数人違反者が出た場合は、チームに対して制裁が科される場合があります