ごあいさつ
日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の活動にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
スポーツは、人々に感動や喜びをもたらし、社会にとってかけがえのない価値を有する文化として発展してきました。アンチ・ドーピング活動は、こうしたスポーツの価値を守るための重要な取り組みであり、その価値は、すべての参加者にとってフェアな環境が確保されてこそ成り立つものです。公正な条件のもとで競技に参加することはアスリートの基本的な権利であり、アスリートの権利と尊厳を守ることが、アンチ・ドーピング活動の重要な役割です。
また、こうした活動は、違反の防止にとどまらず、スポーツの価値への理解を深め、その価値を未来へつないでいくための活動でもあります。クリーンでフェアな競技環境を守ることは、社会全体で共有すべき責任です。
JADAは新たな体制のもと、アンチ・ドーピング活動を一層着実に推進してまいります。2027年1月には、世界アンチ・ドーピング規程、日本アンチ・ドーピング規程および国際基準が改定され、アンチ・ドーピングを取り巻く環境は新たなフェーズへと移行します。こうした変化を的確に捉え、検査、教育、医科学の各分野の連携をさらに強化しながら、公正な競技環境の確保とアスリートの権利保護に努めてまいります。
引き続き、関係団体およびアスリートをはじめとするスポーツに関わる人々、そして社会の皆様と連携し、我が国におけるクリーンスポーツのさらなる定着と発展に貢献してまいります。今後ともご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
会長 田邉陽子