世界17か国の国内アンチ・ドーピング機関(NADO)の幹部及びInstitute of National Anti-Doping Organisations(iNADO)が、ロンドンに参集し、クリーンなスポーツが直面している重大な危機及び、国際的なアンチ・ドーピング活動の連携について協議をもち、提言をおこないました。提言の主な論点及び要約は以下の通りです。

・ロシアの資格回復におけるWADAロードマップ

世界アンチ・ドーピング規程(WAD Code)に対する不順守が改善されていないロシアにおいてFIFAワールドカップが開催されることに鑑み、ロシアの資格回復に際して、WADAロードマップに定める要件の完全な適用を強く要求する。

・利益相反関係の排除とガバナンス強化

アンチ・ドーピング機関及びスポーツ組織における事業及びその結果に関する説明責任強化の必要性を指摘。ガバナンスとアンチ・ドーピングに係る国際規約および諸規則の遵守体制の強化が最優先事項とされるべきである。

クリーンなアスリートの権利とスポーツの将来のために、これらの原則が遵守されるべきである。

ロシアのドーピング事件を踏まえた対応として、一連の判断に関する独立した立場からのレビューの必要性を指摘するとともに、レビューの実施を強く支持する。当該レビューの実施に係るWADAとしての検討において、NADO幹部の観点からの意見の提供を行う。

・クリーンなアスリートに対する支持

WADAの意思決定機関において、独立したアスリートの代表が関わること、及びアンチ・ドーピングに係るアスリートの権利憲章(Anti-Doping Charter of Athlete Rights)が世界アンチ・ドーピング規程(WAD Code)に反映されることが必須と考える。

本提言は、以下の世界各国のアンチ・ドーピング機関の幹部によって策定されました。 オーストラリア、オーストリア、カナダ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、日本、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポーランド、シンガポール、イギリス、アメリカおよびiNADO。

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