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アンチ・ドーピング規則違反いはん3  ドーピング検査を拒否きょひまたはけること

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CODE2.3    検体採取の回避かいひ拒否きょひまたは不履行りこう

制裁期間は4年

対応する6つの役割と責務は

ルールを理解し守る、

いつでも・どこでも検査に対応、の2つ

アスリートは、自身がクリーンであることを証明するために、いつでも・どこでも検体採取に応じる責任があります。ドーピング検査を拒否きょひ回避かいひすることは規則違反いはんとなります。

検体採取の拒否きょひ回避かいひとは

ドーピング検査を拒否きょひすること

ドーピング検査をけること、またはドーピング検査員(ドーピング・コントロール・オフィサー:DCO)やシャペロン(検査時の誘導員ゆうどういん)を意図的にけること

ルールにのっとってドーピング検査の手続きを終わらせないこと

ドーピング検査におけるアスリートの責務を果たさないこと(詳しくはP14へ)

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2種類のドーピング検査

競技会検査」  参加する競技会で行われる検査

競技会外検査」  競技会に関係なく、自宅やトレーニング場所などで行われる検査

(注) 検査の種類により、禁止物質の適用範囲はんいが異なる(詳しくはP11へ)

質問  なぜドーピング検査は行われる?

答え  アスリートがクリーン(潔白)であることを証明するために行われます。ドーピング検査は、その信頼性しんらいせいを保つため、国際基準のルールにのっとり、世界で統一された手順に沿って忠実に実施じっしされます。

質問  障がい者スポーツの検査はどうなる?

答え  原則として、国際基準にのっとった統一の手順でドーピング検査が行われます。ただし、上肢じょうしや視力などに障がいがあるアスリートは、代理人による署名や作業の補助が認められているなど、障がいに応じて検査手続きの変更へんこうが認められています。