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身体にり入れるものに責任を持つ!  アスリートに求められる自己管理

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アスリートは、身体にり入れるものに責任を持つことが求められています(詳しくはP5へ)。飲料等の管理や薬を服用する際の確認はもちろん、日常にあるリスクを認識した上で正しい選択せんたくをしていくことが、自身を守るとても重要な行動となります。

画像飲料等の自己管理はできていますか?

飲食をする場合は、開封かいふうであることを確認する、すで開封かいふうした飲み物から目をはなした場合はその飲み物は飲まないなど、自らの管理のもと行ってください。

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画像医薬品は薬の専門家への相談やGlobalDROで検索けんさくが可能

日本の法律上、「医薬品」の場合、薬にふくまれている物質はすべて表示しなくてはならないと決まっているので、禁止物質がふくまれているかどうか、薬の専門家への相談や「Global DRO」での検索けんさくによって、確認することができます。(詳しくはP42へ)。

ロゴ:JADA公認スポーツファーマシスト   ロゴ:Global DRO

画像栄養ドリンク、サプリメント、漢方薬は禁止物質の有無が判断ができない!

栄養ドリンクやサプリメントは、商品の成分表にすべての原材料を表示する義務のない「食品」に分類されるため、ラベルやパッケージに表示されていない物質が、それらの製品にふくまれている可能性があります。

また、医薬品であっても「漢方薬」(生薬)は動植物を原料としており、すべての含有がんゆう物質が明らかになっているわけではありません。よって、栄養ドリンクやサプリメント、漢方薬には、ラベルやパッケージに表示されていない物質が、それらの製品の中に入っている可能性があるというアンチ・ドーピング規則違反いはんのリスクを認識した上で必要性の判断が求められます。

アスリートに必要な栄養・食事の情報を確認する

国立スポーツ科学センター公式webサイト:https://www.jpnsport.go.jp/jiss/

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スポーツ選手の食事には、勝利につながる特別な食べ物やサプリメントが存在するわけではないのです。摂取せっしゅしなければならない栄養素の構成は、一般いっぱんの人と変わりません。しかし、スポーツ選手の場合、日常生活で消費される分にプラスして、トレーニングのためのエネルギー量と栄養素量をより多くとることが必要になります。毎日の食事からそれらをきちんと補給すること。それがスポーツ選手としての強いからだづくりと、コンディショニングにおいてとても大切なポイントになります。(国立スポーツ科学センターWebサイト・「スポーツ栄養」ページより引用)