『真のチャンピオン』を目指して!

アスリートの6つの役割と責務を果たすため、どのような行動をするべきか復習してみよう!

役割と責務1  ルールを理解し守る

世界アンチ・ドーピング規程で定められた共通のルールを、アスリート自身が理解し、守ること。

アスリートとしての行動は、例えば、「PLAY TRUE BOOK:アスリートガイド」を常に携帯、JADA公式webサイトをブックマーク登録して、最新情報を確認、など。

役割と責務2  いつでも・どこでも検査に対応

ドーピング検査は、クリーンなアスリート、クリーンなスポーツのためのもの。アスリートがいつでもどこでも検査に応じることで、クリーンなスポーツの発信につながる。

アスリートとしての行動は、例えば、合宿や遠征えんせい時に宿泊しゅくはく先のホテル名や部屋番号まで確認し、居場所情報を更新こうしんする。さらに、ドーピング検査の可能性も考えて、大会参加後の移動の飛行機は変更へんこう可能なチケットを予約、など。

役割と責務3  身体にり入れるものに責任を持つ

自身が摂取するものに対して責任を持つこと。

スポーツに参加する際に禁止されている物質や方法を理解し、自身で適切な情報を求めること。そして、自分で責任を取れること。

アスリートとしての行動は、例えば、必要な栄養は、サプリメントにたよらず、日々ひびの食事で補う、すで開封かいふうした飲み物から目をはなした場合は、その飲み物は飲まない、病院や薬局で処方された薬でも、禁止物質がふくまれていないか確認し、確認を行った記録も残しておく、など。

役割と責務4  アスリートとしての自分の立場と責務を伝える

禁止物質・禁止方法、そしてアスリートとしての責務を医師や薬剤師らに伝え、規則違反いはんにならないよう、自ら行動すること。

アスリートとしての行動は、例えば、自分の家族や友人、指導者や医師など、生活で関わる人たちに、アンチ・ドーピングのルールを理解し行動してもらうよう伝える、など。

役割と責務5  過去の違反いはんを正直に伝える

過去10年の間に、アンチ・ドーピング機関や国際競技連盟以外によって認定されたアンチ・ドーピング規則に違反いはんをした場合は、自身の所属する国際競技連盟とアンチ・ドーピング機関に伝えること。

アスリートとしての行動は、例えば、JADAに規則違反いはんをした自身の経歴について連絡れんらくを入れる、など。

役割と責務6  ドーピング調査に協力

自身が関わっていても、いなくても、クリーンで公正なスポーツのためにアンチ・ドーピング規則違反いはんに関係する情報の提供、調査に協力をすること。

アスリートとしての行動は、例えば、アスリートやサポートスタッフのアンチ・ドーピング規則違反いはんにつながるような行為こういを発見したり、疑いがあればドーピング通報窓口へ連絡れんらくする、など。

今確認したアスリートの6つの役割と責務に関する行動は、ほんの一部。自分の生活のなかで具体的にどのような行動が、役割と責務に結びつくか考えてみよう。