16

ドーピング検査の手順  (Code5条,ISTI7条)

ドーピング検査は、国際基準にのっとって行われ、アスリートの尿にょうや血液を検体として採取します。

尿検査にょうけんさ

1  検査通告を受けたら「通告書」に署名をする。

権利  検査室にはコーチやトレーナーなど成人1名、必要に応じて通訳者を連れて行くことができる。 (注)未成年は成人の同伴が必要(詳しくはP32へ)

2  複数の採尿さいにょうカップから1つを選ぶ。

3  同性のDCO立会いのもと、採尿さいにょうを行う。ズボンなどはしっかり下ろし、尿にょうがアスリートの身体から直接出ていることがわかるようにする。

4  複数のサンプルキットから1つを選ぶ。そして、選んだ検査ボトルに不審ふしんな点(傷や開封かいふうされた形跡けいせきなど)がないことを確認する。

5  尿にょうを2つの検査ボトルに移し、しっかりフタをしてDCOに提出する。

6  検査前7日間に使用した薬やサプリメントがあれば申告。検査書類の内容に間違まちがいがないことを確認する。自分の検査情報が関連機関に共有されることを確認する。

権利  検査中、不審に思った点や気になることがあった場合、コメントとして記録に残すことができる。 (注)薬の申告やコメントは海外の検査でも母国語で記入可能

「公式記録書」に署名して検査終了しゅうりょう

血液検査

1  検査通告を受けたら「通告書」に署名をする。

権利  検査室にはコーチやトレーナーなど成人1名、必要に応じて通訳者を連れて行くことができる。 (注)未成年は成人の同伴が必要(詳しくはP32へ)

2  椅子いすに座って10分間リラックスする。

大会後やトレーニングなどの運動をした後は、2時間の安静を求められることがある。

3  書類に必要事項じこうを記入し、問診もんしんを受ける。

4  複数のサンプルキットから1つを選ぶ。そして、選んだ検査ボトルに不審ふしんな点(傷や開封かいふうされた形跡けいせきなど)がないことを確認する。

5  採血を行う方のうでを採血者と相談して決め、採血。採血後、採血管を検査ボトルへ入れ、しっかりフタをしてDCOに提出する。

6  検査前7日間に使用した薬やサプリメントがあれば申告。検査書類の内容に間違まちがいがないことを確認する。自分の検査情報が関連機関に共有されることを確認する。

権利  検査中、不審に思った点や気になることがあった場合、コメントとして記録に残すことができる。 (注)薬の申告やコメントは海外の検査でも母国語で記入可能

「公式記録書」に署名して検査終了しゅうりょう