8月7日付、ロシア選手団のリオデジャネイロパラリンピック競技大会への参加に関するIPC声明文において言及されているIPCによる追加調査について、IPC声明文における関連事項を以下に整理します。

 

  1. WADAの委託を受けた独立調査人Richard McLaren氏による報告書(McLarenレポート)では、パラリンピックスポーツにおける35検体の不正行為を指摘。
  2. IPCは、新たに10検体の追加情報を入手。合計45検体を対象に検証を実施。
  3. 45検体のうち、27検体は8つのパラリンピック競技種目と判明。5検体が夏季競技、3検体が冬季競技。
  4. 27検体のうち、最低限11検体においてロシアスポーツ省次官による「SAVE」処置の命令が下されており、「陰性」の分析報告となっている。
  5. 現時点で確認できている範囲を超える規模での不正が実施されていたと考えられる。
  6. McLarenレポートには具体的な言及はなかったが、その後の追加調査によって、IPCは2014年ソチパラリンピック大会においても「検体すり替え」が実施されていた証拠を入手している。
  7. 2014年ソチパラリンピック大会で実施し保存されているロシア選手の検体の中から、21検体を抽出しロンドンにあるWADA認定分析機関に送付した。
  8. 21検体のうち、18検体において、ボトルのキャップに微細な「擦り傷」を確認した。当該「擦り傷」は、ソチオリンピックにおける検体の不正工作のものと形状が合致する。
  9. また、(21検体を対象に)DNA鑑定を実施した結果、同一競技者から提供された検体も存在することを確認した。
  10. パラリンピックスポーツにおける広範囲な不正行為が実施されていたことが考えられる。
  11. ソチパラリンピック大会において採取したロシア選手の全ての検体を再検証する予定。