カヌー・スプリントの国内トップ選手がライバルの飲料に禁止薬物を混入させるなどの妨害行為を行った問題を受け、日本連盟は27日、香川県坂出市で開幕した海外派遣選手最終選考会で「ドリンク保管所」を設けるなどの再発防止策を実施した。同連盟の成田昌憲(なりた・しょうけん)会長は「二度と問題を起こさないと肝に銘じ、選手とともに取り組む。やれることはなんでもやる」と決意を述べた。

シーズンの幕開けに当たり、問題発覚後に初めて開催される国内主要大会。開会式後には競泳の五輪メダリスト、松田丈志(まつだ・たけし)さんが反ドーピングとスポーツの高潔性について講演し、ドーピング防止規則に精通した薬剤師による「相談窓口」も設置された。薬物混入の被害者となった小松正治(こまつ・せいじ)選手(愛媛県協会)は「今回は悪いことで注目されたが、結果を出してカヌーをメジャーなスポーツにしていきたい」と仕切り直しを強調した。

プレハブ内に監視カメラを設置した保管所では係員が常駐し、選手から預かった飲料を管理した。利用した水本圭治(みずもと・けいじ)選手(チョープロ)は「周りを信頼していても、自己管理はしっかりしないといけない。いい取り組みだと思う」と歓迎した。

(了)2018/03/27 15:29【共同通信社】