1960年ローマ五輪の自転車団体ロードレースでデンマークの選手が競技中に突然倒れ、死亡した。40度前後の猛暑の影響とみられたが、後に興奮剤のアンフェタミンを大量に摂取していたことが分かった。

五輪初のドーピング(薬物使用)による死亡例とされている。同五輪代表の大宮は「薬物の影響なのか、午前の予選と午後の決勝で記録が全然違う選手がいて不思議に思っていた」と振り返る。

国際オリンピック委員会(IOC)は68年のグルノーブル冬季、メキシコ夏季大会から正式にドーピング検査を導入した。自転車では近年も違反者が後を絶たず、ランス・アームストロング(米国)は血液ドーピングなどに手を染め、ツール・ド・フランス7連覇やシドニー五輪の銅メダルを剥奪され、永久追放になった。(敬称略)

(了)2017/07/21 07:00【共同通信社】